ジャン=ミシェル・ダマーズ : 2本のフルートとピアノのためのトリオ
Jean-Michel DAMASE Trio pour 2
flûtes et piano
1928年ボルドー生まれのダマーズは、ハーピストを母に持ち、
恵まれた環境に育つ。ピアノをコルトー、フェルテに、
作曲をビュセールに学んだ。作曲家・ピアニストとして活躍。
この曲は、J-P.RampalとC.Arimanyのために、1997年に作曲された。
☆ − ☆ − ☆ − ☆ − ☆
リサイタルのトリはこの曲を選びました。
折角の機会なので、加藤先生としかできないような、面白い曲は
無いかと、自分の本棚から楽器屋さんの本棚まで、全てチェックして
見つけたのがこの曲です。音源もなく、演奏家の直感で決めたのですが、
3人で合わせてみてから、ようやく、こういう曲なのか・・・と
全体像が見えたのでした。私の決断は良かったと思いますが、
いかがでしょう?! 加藤先生に1番フルートをお願いし、
とてもカッコ良い仕上がりになっています。
乞うご期待♪♪♪
ダマーズは、私のお気に入りの作曲家の一人です。
どの曲にも、これぞダマーズ節という旋律と和音がありますが、
私のCDの中でも、ダマーズの演奏会用ソナタは、聴いて下さった
皆様にとても人気が高い曲です。
今までに、
フルート&ピアノ(チェロを加えた事もあり)で演奏会用ソナタ(1952作)、
フルートとハープのためのソナタ、
フルート、ハープ&チェロのためのトリオ(1946作)
を演奏会で取り上げました。
そうそう、フルート、オーボエ&ピアノのためのトリオも
学生の時に遊びでやった事がありました。
どれも素敵な曲です。
次はぜひ、フルート、ハープ&弦楽器の五重奏を演奏してみたいです ♪
しかし、優美な旋律を備えていても、ダマーズの曲は意外に難しく、
指にハマるまで、時間がかかります。ハーピストに言わせると、
こんなの弾けないというギリギリのところ。
ピアニストに言わせると、なぜこんな動き?それに指が届かない・・・と。
やはりダマーズの手は大きかったのです。。。届いてしまうのです、
どんな和音も。お会いした時に、真っ先に手を見てしまいました。
自分が弾けないような音は、音符にしないですよねぇ、やはり。
貴重な、ダマーズ氏とのツーショット写真です。
作曲家に、お会いできる機会は少ない事ですし、
実際の演奏を聴ける事なんて、ほとんど無いですから
貴重なひとときで、嬉しかったです。
あ〜フランス語を話せたら・・・と思った私でした。
(写真をクリックすると拡大します)
日付を見ると、2000年11月20日。もう10年も経っているんですね。。。
10/6のリサイタル詳細は、8/22のブログをご覧下さい。